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想いを込めた日本刀 注文の仕方とは

あなたは、なぜ日本刀を注文するのか

あなたがこれから注文しようとする日本刀は
誰の為の日本刀で、 何の為の日本刀ですか。

お子さんの為の御守刀
家系の為の家宝としての日本刀
愛する娘を嫁に出すときの嫁入り短刀
大切な人との最後の別れ、枕刀
強い意志・覚悟としての日本刀
自分の生きた証を遺す日本刀
氏神様への奉納刀
会社のシンボルとしての日本刀  等々

あなたがこれから注文しようとしている特別な日本刀には、あなたの特別な想いや決意が込められている事と思います。

では、あなたの理想の日本刀とは、どんな日本刀ですか?

答えることができますか。

答えをお持ちのお客様は、すでに理想の日本刀を探している事と思います。

その答えを持っていない方もいらっしゃると思います。

日本刀は難しいから……
どんな日本刀があるか知らないから……

まずは、その答えを見つけるために、あなたの理想とする日本刀について考えてみてください。

あなたの想いを込めた日本刀。

あなたの大切な方へ遺す

死して、千年先まであなたの想いが生きる

そんな日本刀とはどんな作品なのでしょうか?

想いを込めた日本刀を注文する為に必要な事についてお話したいと思います。


日本刀に特別な想いを込める

日本刀の歴史は、一千年。
今でも一千年前の日本刀が残っています。
そして、普通に手入れをしていけば、あなたが今から注文する日本刀も、これから千年以上残ります。

あなたがこれから注文しようとする日本刀が、お子さん、お孫さん、曾孫さんと代々あなたの大切な人へ受け継がれていき、未来の家族にとっての家宝となってほしいと思います。

ですから、あなたの日本刀を注文する前に、あなたが日本刀に込める想いとあなたのこれからの家系の将来を想像してみてください。

●生まれてくる子供、孫に元気に育ってほしい
●自分の生きた証しを子供たちに遺したい
●人生の節目の決意として

最初は、そんな漠然とした想いから、ゆっくり時間をかけてあなたの想いにピッタリの日本刀を決めみたらどうでしょうか。

具体的なアドバイス

【例えば】
長男の誕生に御守刀を注文するのであれば、堂々とした短刀に、勢いのある刃文を入れ、お子様のお名前を入れてみてはいかがでしょうか。堂々とした作風が、丈夫に育ってほしいという親の想いを表現で出来ると思います。

【例えば】
代々京都出身の方が注文するのであれば、日本刀の五箇伝の一つである山城伝の掟通りの作風をおすすめします。

【例えば】
災いから家族を守ってほしいという想いで日本刀を造られるなら、刀身へ素剣(すけん)や護摩箸(ごまばし)を入れてはどうでしょうか。素剣も護摩箸もどちらも不動明王の化身であり、身を守る意味があります。

【例えば】
日本刀の刃文は、粘土を使って入れます。先祖伝来の田んぼがあるなら、あなたの田んぼの下の粘土を使って、刃文を入れる事も出来ます。その粘土を使った日本刀は、先にも後にもあなたの日本刀ただ一振りだけになると思います。

【例えば】
お寺や旧家なのど建物を解体するときに、古い角釘を取っておいてもらうと、それを加工して日本刀に作り替える事が出来ます。角釘を、日本刀の材料である鋼に変える技術を卸鉄といい、刀鍛冶が古くから持っている技術の一つです。長年住んできた建物は無くなるけれど、日本刀としてこれから先ずっと残ってくれると思います。

【例えば】
娘さんがお嫁に行くので、嫁入り道具としての日本刀と頼まれたなら、まずは女性の武器である短刀になると思います。そして、相手の家族と反りが合わないという事がないように無反りにします。刃文は波風立たないように、上品な真っ直ぐな刃文などが向いています。

【例えば】
会社のシンボルとして日本刀を注文する場合、創業者の想い、会社の理念を無視することは出来ないと思います。そして未来の社員へ、社員の家族へ、お客様へこれだけは遺したいという想いをその日本刀に込めてはどうでしょうか。未来の歴代社長への訓示、大切な従業員への感謝の想い、お客様へのお約束など千年先まで伝える事が出来ます

注文してみる


ここまで読んでいただいた方は、
「何でもいいから日本刀を造ってください」
という注文はしないと思います。

どのような日本刀が欲しいのか。
なぜ、日本刀が欲しいのか。
誰の為の、どのような日本刀なのか。

あなたの欲しい日本刀の作風、または想いをなるべく具体的に刀鍛冶の方へ伝えてみてください。

日本刀の形や作風についてあまり知識を持っていない方は、注文するにあたって「これだけは譲れない」という基本軸があると思います。
「これだけは譲れない」という基本軸だけを伝え、それ以外は刀鍛冶へお任せする方法もあります。
日本刀は色々細かな掟があり、絶妙なバランスの上で成り立っています。お任せいただくことで、あなたの想いを具体的な形としてくれるはずです。

刀鍛冶へ伝える基本軸の実例

●元気に育ってほしいから、堂々とした御守刀を孫の為に製作してもらう。 「短刀」ということ以外は相談して決める。

●代々家宝となるように、外装に家紋を入れて製作してほしい。それ以外は相談して決める。

●家族の無事を願い、〇〇万円以内で家宝としての日本刀を造って欲しい。

日本刀と共に名前を遺す

日本刀へお名前を入れて遺す事が出来ます。

日本刀の茎(なかご)と言われる場所に名前を入れる事が出来ます。この部分は研いだりしませんので、日本刀と一緒に千年以上残ります。

●注文主であるあなたのお名前
●お好きな言葉、想い
●〇〇家重代(じゅうだい)
●お子さんのお名前と生まれた年月日 等々



あなたの理想とする日本刀で、
あなたも あなたの家族も幸せになれる事を願っています





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